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SANSO#5『くじゅうの自然に感謝する日2016』

こんにちは!ガイドの安武です。

毎年10月に行われる「くじゅうの自然に感謝する日」
今年も法華院温泉山荘×くじゅうネイチャーガイドクラブのコラボで、一般ボランティアを募集して登山道整備を行いました。

SANSO#5『くじゅうの自然に感謝する日2016』

いつも募集はインターネットから行うのですが、今年は20名の枠でなんと8時間で満員御礼に。
くじゅう連山を綺麗にしようとする皆様のお気持ちに感謝です。
昨年から三俣山南峰の登山道整備を行っていますが、今年も同じ登山道で歩きやすくするための階段作りなど行いました。
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三俣山南峰は日が当たりにくく、雨が降ると火山灰が入った黒土が流れて滑りやすく、えぐれやすくなります。
おおきく流れた道は、横にまき道を作って自然修復を待ちます。
人の手を入れて自然を守るという方法もあるんですね。

マナーを守る皆さんのおかげで、くじゅう連山の登山道はゴミがほとんど落ちていません。
強いていえば、ポケットに入れた飴の袋が知らない間に落ちるケースが多いですね。
毎年たくさんの登山客で賑わうくじゅう連山。
これからも安全安心で歩けるエリアにしたいと思います。

【くじゅうの野焼き】

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くじゅうの春は黒、夏は青、秋は赤、冬は白と言われています。春がなぜ黒?
答えは、春のくじゅうに野焼きがあるからです。
野焼きは放牧が盛んだったころに害虫駆除、草の新芽を生やすのために毎年行われていましたが、
放牧がなくなった今でも昔の美しい自然の景観を保全しようという活動が行われています。

野焼きは春の乾燥したススキや牧草などに火をつけて一気に燃やしますが、そのまま火をつけると山家事になってしまいます。
そこで必要なのが「輪地切り」と「輪地焼き」という前準備です。
野焼きを行う周囲に防火帯を作る伐採作業を輪地切りといいます。
次に防火帯に新芽が生えないようにする作業が輪地焼きです。
この作業を先週行いました。
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火をつけていく役と消火する役に分かれてスタートです。
この日は草が湿っていたので火の回りが遅かったのですが、本番の野焼きでは事故が起こるくらいの火の回りで、熟練の技と経験がないと命の危険があると言われています。
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自然に人間の手を加えながら自然の景観保全を行う。
一人でも多くの方に、くじゅうのタデ原、坊がつる湿原にお越し頂き、日頃のストレス解消や景観美を味わって頂きたいものです。

yasutake
■プロフィール
安武 秀年 やすたけ ひでとし
九州のくじゅう連山を中心に登山ガイドをしています。
特に登山の基礎知識、基本装備など安全管理講習などに力を入れています。
所属団体・取得資格
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NPO法人くじゅうネイチャーガイドクラブ
全九州アルパインガイドクラブ
(社)日本山岳ガイド協会認定登山ガイド
(特)森林セラピーガイド
(財)日本自然保護協会 自然観察指導員
大分県希少動植物保護推進委員
赤十字救急法救急員

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