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SANSO#6『冬山Q&A』

こんにちは!ガイドの安武です。
2016年の夏と秋は暑かったですね。
こんな年は冬に大雪が降る傾向があるようです。
くじゅう連山は九州と言っても1030~1791mのエリアですので積雪もそれなりにあります。

SANSO#6『冬山Q&A』

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くじゅうで登山ガイドをしていて冬によくある質問を纏めてみました。
標準コースの牧ノ戸登山口から久住山で晴天の場合です。
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Q.
『どんな装備が必要ですか?』
A.
『九州の通常ルートでは軽アイゼンがあればほぼOKです。6本くらいを推奨します。
積雪がありトレース跡がしっかりあればアイゼンが不要の箇所もたくさんあります。
滑りやすいのは一旦溶けた雪が夜間に凍ってアイスバーンになった状態。状況によって使い分けます。
それから雪が靴の中に入らないようにスパッツ(ゲイター)も必須。
あとは、耳や鼻、手などの末端は必ず保温すること。稜線で強風にあうとかなり危険。
お湯を作るバーナーまたは魔法瓶にお湯を入れておくと安心です。』
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↑冬山では髪の毛が出ていると凍ってパリパリに!

Q.
『どんな服装がいいですか?』
A.
『寒いからといって何枚も重ね着するのはNG。
冬山は汗をかかないようにすることが大事です。
肌に密着するベースレイヤーは発汗、速乾性であること。
中間着は保温できる空間を作り、発汗、速乾性であること。
一番外側のアウターは防風、防水性に加えて発汗できること。
以上が3レイヤーの基本となります。』
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↑「レイヤリング」=重ね着の仕方が重要。基本は三枚。ベース、ミドル、アウターです。

Q.
『九州でも冬用タイヤは必要なんですか?』
A.
『必要です。寒気の入り具合によって日中は溶けたりしますが基本的に登山の集合は早朝です。
朝は日が当たるまで道路凍結します。逆に朝はよかったのに夕方吹雪いて帰れなくなるケースもあります。
12月から3月はスタッドレスまたはチェーンの装備をお願い致します。』

Q.
『雪山は初めてですが私でも大丈夫でしょうか?』
A.
『初めて冬山に挑戦する方、したい方は、まずはガイド付きのイベントをお勧めします。
アイゼンの付け方や服装調整、雪道の歩き方など冬山の基礎を学びましょう。』
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↑登山はその時々の山のコンディションによって、装備、歩き方も様々。まずはガイドからレクチャーしてもらいましょう!

その他、冬季以外の基本装備(地図、コンパス、ライト、ホイッスルなど)と
読図や登山計画ができる基礎知識もしっかり身に着ければ安心です。

以上は、あくまでも天候が安定している時の回答です。
天気図をしっかり把握して、冬は寒気、風速などのチェックも必須となります。

3シーズンと違って少し準備や装備がたいへんですが、
それ以上に樹氷や凍結した池など普段見ることのできない絶景が待っていますよ。
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yasutake
■プロフィール
安武 秀年 やすたけ ひでとし
九州のくじゅう連山を中心に登山ガイドをしています。
特に登山の基礎知識、基本装備など安全管理講習などに力を入れています。
所属団体・取得資格
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NPO法人くじゅうネイチャーガイドクラブ
全九州アルパインガイドクラブ
(社)日本山岳ガイド協会認定登山ガイド
(特)森林セラピーガイド
(財)日本自然保護協会 自然観察指導員
大分県希少動植物保護推進委員
赤十字救急法救急員

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